五十肩の痛みのメカニズム
五十肩の主な要因は、その名のとおり年齢を重ねたことによる組織の変性(材質の劣化などを含む)です。
肩には多くの関節や筋肉があり、狭いスペースの問を縫うようにさまざまな組織が入り組んでいます。
それだけに、痛みが発生するプロセスはひとつとはかぎらず、いくつかの要因ががらんでいる場合が少なくありませんが、主な原因として挙げられるのは、関節包や骨同士を結びつけるじん帯の柔軟性が低下することです。
痛みに対して過敏になることも手伝い、肩を動かすと痛むようになる − ということです。
また、腱板と肩甲骨の問にある「肩峰下滑液包」や肩甲上腕関節に炎症が起こることもあり、これらも五十肩の原因となります。
不安定な肩甲上腕関節を上手に使うために「カフ筋」と呼ばれる筋肉群が働いています。
カフ筋とは、肩関節の上を覆うように連なる「枠上筋」「柿下筋」「小円筋」と、肩甲骨の内側にある「肩甲下筋」の4つの筋肉です。
筋肉が骨につながる部分を「腱」といいますが、カフ筋の腱は板のように並んでいることから「腱板」と呼ばれます。
腱板は、肩の激しい動きにともない長年酷使されているため、変性しやすい部分です。
この腱板の変性も、五十肩の痛みのもとです。
五十肩とよく似た症状が出るのが「腱板断裂」です。
腱板が部分的もしくは完全に断裂するものですが、五十肩と異なり自然治癒しにくく、放置すると痛みがひどくなるので、要注意です。
腱板断裂について
腱板断裂は、頻度が高い肩の損傷。
40歳以降にみられるため、五十肩と間違われることも多い。
断裂が大きいほど痛みがひどく、夜間に痛むこともある。
保存的療法で痛みを抑えることはできるが、断裂を治療するには手術するしかない
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