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肩こり撃退体操
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肩こりに効くストレッチ
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自分で出来る温熱療法
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肩こり治療、どう選ぶ?
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ストレスと上手につきあうために
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冷えは肩こりの大敵
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運動は1番の肩こり予防
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肩こりなしの楽しい読書生活を
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歩くときに気をつけること
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肩こりに陥りやすい運転中の姿勢
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イスに座るときの姿勢
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肩こり解消は正しい姿勢から
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肩こりの元凶は生活習慣にあり
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スポーツにともなう痛み
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30歳前後の女性に多い − 胸郭出口症候群
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五十肩はこう処置する
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五十肩の発生から末期症状まで
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五十肩の痛みのメカニズム
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肩の病気の代表
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くび・肩・背中の痛みを引き起こす病気
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その肩こり、もしかして病気かも?
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「こり」のメカニズムを探る
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肩こりの3大要因とは?
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肩こりになりやすい体型とは
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その痛み、本当にただの肩こり……?
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中高年の女性がなりやすい肩こりって?
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組織の変性は避けられない要因
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くび・肩・背中のこリは人類の宿命?
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自由な動きを可能にする「肩」と「背中」の骨格
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心身を消耗させる眼精疲労と肩こりの関係
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こんな運動は肩こりを招く
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パソコン作業時には手元にもご用心
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パソコンと肩こりの深い仲とは
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肩こりは現代社会の必然?
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肩がこりやすい日本人
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肩こり撃退体操
体操を始める前に
肩こり治療に欠かせない運動療法には、大きくふたつの効果があります。
ひとつは、身体を動かすことで全身の血行を促進すること。
もうひとつは、筋肉量を増やすことで肩こりを予防することです。
前者はさまざまなスポーツをすることで叶えられますが、後者については、特にくび・肩・背中・腕の筋肉を鍛えることが求められます。
ここからは、筋肉量を増やしたり鍛えるための体操を紹介していきましょう。
ストレッチは毎日行うのが理想ですが、筋肉を鍛えるための体操は週3回程度で十分です。
筋肉は、鍛えてから休ませることで成長するからです。
毎日筋肉を鍛え続けると、かえってダメージにつながってしまうこともあります。
ですから、たとえば月・水・金というように1日置きに取り組むのがベストといえるでしょう。
1日に取り組む時間は、10分間くらいを1セットとして、1日1セットから始めます。
慣れてきたら、1日3セットくらいまで増やすとよいでしょう。
あくまでも自分のペースを大切に、無理をしないことが肝心です。
また、ストレッチと同様にゆっくりと呼吸しながら行うことがポイントです。
もし体操をしていて痛みが強くなったら、すぐに中止してください。
そして、症状に適した体操のレベルを医師に相談しましょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
肩こりに効くストレッチ
ストレッチを始める前に
肩のこリ固まった筋肉をほぐすためには、毎日ストレッチをすることがおすすめです。
ストレッチとは、筋肉を鍛えるための運動とは異なり、筋肉を効果的に伸ばしてその緊張を解くためのもの。
スポーツ前の準備運動としてストレッチを行うのは、筋肉を柔軟にすることでけがの予防になるからです。
体操に取り組む前に、まずはストレッチから始めてみましょう。
ストレッチを安全に、効果的に行うためには守るべきポイントがあります。
まず、筋肉を無理やり伸ばそうとしないこと。
これ以上曲がらないというギリギリのところまで身体を曲げ、「痛い、痛い」と言っている人を見かけますが、これは間違いです。
筋肉を伸ばせる範囲はだんだんと広がっていきます。
最初は無理せずに、痛みが出ないところでストップしてください。
力をかけて無理やり伸ばしていると、筋肉を傷めてしまいかねません。
また、筋肉を伸ばすときに反動を利用するのもいけません。
ゆっくりと伸ばし、痛みの出ないぎりぎりのところで20〜30秒間、そのままでキープする。
それから、ゆっくりと元に戻す。
これが正しいストレッチです。
このとき、呼吸は止めずに、ゆったりとした腹式呼吸をするのがポイントです。
各ストレッチの回数・強度は、気持ちがいいと感じる程度です。
ストレッチをするのは、身体が温まっている入浴後が最適です。
ごく軽いものから少しずつ、生活のちょっとしたすきまの時間に取り組んでください。
できれば毎日続けるのが理想です。
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自分で出来る温熱療法
肩を集中的に温める
慢性的な肩こりは、筋肉が疲労することにより肩周辺に血行障害が起きることが原因です。
この血行障害を解消するために、医療機関では温熱療法を行うのが一般的です。
その多くは、特殊な器異により電気や遠赤外線、極超短波などを肩にあて、皮ふの内外から肩を温めるものです。
患部をじわじわと温めると、ギュッとこリ固まった筋肉がほぐれ、血流が促されます。
肩こりに悩む人は、家庭でも温熱療法を行うとよいでしょう。
皮ふの表面から直接肩を温めるだけでも、血流が促され老廃物が排出されやすくなります。
あとで登場する筋肉のストレッチやマッサージなどは、まず肩を温めてがら行うと効果がアップします。
また、こリ固まった肩を温めたときのホッとする気持ちがリラックス効果につながることも見逃せません。
ただし、いずれの場合も使用時間や温度に注意する必要があります。
特にひどい肩こりの人は、肩周辺の感覚が通常より鈍くなっている可能性があります。
長時間温めすぎて低温やけどにならないように、十分注意してください。
温めたときに「気持ちいい」と感じられない場合は、氷水入りのビニール袋などで冷やすことを試してみてもよいでしょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
肩こり治療、どう選ぶ?
慢性的な肩こりを解消するには、ある程度の時間が必要です。
だからこそ、ストレッチや体操などの対処法を続けることが大切です。
本橋的なスポーツもいいですが、ストレッチや体操は仕事や家事の合間の「すきま時間」に、少しずつできるのがよいところ。
がんばりすぎずに、自分のペースで行うのが継続のコツです。
「しつこい肩こりをなんとかしたい 」そう思ったら、まずどこに行きますか?
多くの人は、肩こり程度で病院に行くのはおおげさな気がして、マッサージをしてもらえる整骨院や整体などを頼るのではないでしょうか。
接骨院や整骨院、整体などは医療機関の治療とは区別して民間療法と呼ばれています。
民間療法の施設では、たいてい東洋医学を基本とした指圧やマッサージ、鍼灸などの施術を行っています。
治療が目的のマッサージは除き、通常マッサージといえばリラクゼーションとしても人気があり、ストレス解消という点で効果的と考えられます。
ただ、ひとつ注意してほしいことがあります。
民間療法では、レントゲンなどの画像検査や治療行為を行うことができません。
もし、あなたの肩こりが病気による肩こりだったとしたら、民間療法だけでは、その原因が発見されることすら難しいでしょう。
また、民間療法にもさまざまな種類があり、どれが自分に合うのかなかなかわからないものです。
ですから、まずは整形外科を受診して、医師に相談してから決めるのがベストといえるでしょう。
そうすれば、肩こりの原因になっている病気の早期発見にもつながります。
ともあれ、医療や民間療法に頼るだけでなく、生活習慣を改善したり、運動をしたりすることも大切です。
そのうえで、自分なりの解消法を探ってみてはいかがでしょうか。
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ストレスと上手につきあうために
自分でも気がつかないうちにたまってしまうのがストレス。
それが原因で肩こりになるなんて、想像もつかないという人は多いでしょう。
しかし、ストレス性の肩こりは年々増えているのが現状です。
ストレスは、自律神経のバランスを乱し、肩こりをはじめとするさまざまな不定愁訴を引き起こします。
その不快な状態から、さらにストレスが再生産され、やがては精神のバランスを崩すこともありえます。
肩こりを遠ざけるためにも、また心身の健康を手に入れるためにも、ストレスの解消は必須の要因といえるでしょう。
とはいえ、現代社会でストレスがない人など皆無といってよいでしょう。
しかし、ストレスと上手につきあっている人はいます。
そういう人は、自分なりのストレス解消法をもっているのです。
それは、のんびり音楽を聴くことだったリ、好きなスポーツをすることだったリと、人によってさまざまです。
肝心なのは、自分が「何をするときに一番スッキリするか」を知っておくこと。
アクティブに行動するのが好きな人が、1日中家で休んでいてもストレス解消にはなりません。
その逆もまたしかりです。
いずれにせよ、オン・オフの切り替えをはっきりさせ、オフタイムには仕事のことなどきっぱりと忘れることが大切です。
また、生活習慣の乱れはストレスによる肩こりを助長します。
まずはきちんと三食を食べ、しっかりと睡眠をとり、適度に運動をする。
こういった規則正しい生活を送り、自律神経のリズムを整えることが大切です。
正しい生活習慣は、心と体をすこやかに保つ基本といえるでしょう。
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冷えは肩こりの大敵
こりが生じるのは患部周辺に血行障害が起こるからであり、その主たる原因は筋肉疲労だとこれまで述べてきました。
しかし、血行が悪くなる原因はほかにもあります。
それは、患部の「冷え」です。
寒い季節にしもやけができるのは、手足など末端の血管が血行障害を起こすからです。
冷えを感じると、それだけで血行が悪くなります。
ですから、肩こりを予防するためには、身体を冷やさないことが大切なのです。
身体が冷えるのは、冬だけではありません。
特に女性にとって、夏の冷房は冷えの大敵です。
冷風に直接当たらないようにすることはもちろん、肩にショールを羽織るなどして、くびや肩を冷やさないように工夫しましょう。
肩だけでなく、全身が冷えないようにひざかけやカーディガンなどを使い、体温調節をすることが大切です。
一方、冬には冷えのほかにも肩こりになりやすい要因があります。
寒いところでは、気がつかないうちに身体をこわばらせて肩をギュッと縮めているものです。
これが肩の筋肉を緊張させ、こりを生じやすくさせるのです。
しっかりと寒さ対策をして、身体を暖かく保つことが何よりです。
とはいえ、厚着しすぎて身体を締めつけると血行不良につながります。
また、重いコートなどは肩への負担を増します。
寒いなかでも、軽くて動きやすい服装を心がけるとよいでしょう。
どうしても身体が冷えてしまったときには、お風呂で温めるのが一番です。
カテゴリー:肩こりの痛み
運動は1番の肩こり予防
慢性的な肩こりに悩まされている人の生活には、肩こりになりやすいパターンがあります。
それを変えなければ、肩こりは永久に治りません。
マッサージなどで楽になるのは一時的なこと。
根本的な要因を取り除かなければ、何度もマッサージ店に通うことになります。
そこで、肩こりになりにくい生活習慣のポイントを挙げましょう。
ひどい肩こりの人は、たいてい運動不足です。
身体を動かす習慣がない人は、筋力が衰えているので、頭や腕の重みを支えきれず、くびや肩に筋肉疲労を起こすのです。
また、運動不足は血行不良を招きます。
血行が悪くなると、老廃物質が排出されにくくなり、こUの発生につながります。
適度に運動をすれば、筋力がアップし、血行が促進されます。
また、全身の組織の老化を防ぐことができ、老化による肩こりの予防にもつながります。
生活習慣病を予防するためにも、軽いスポーツを始めてみてはいががでしょうか? これまで運動に稼がなかった人には、負担が少なくて全身をバランスよく動かすスポーツがおすすめです。
ウォーキングやサイクリング、水中ウォーキング、水泳などがよいでしょう。
とはいえ、忙しくてスポーツをする時間がない人も多いでしょう。
そんな人は、簡単な体操やストレッチをするだけでもよいのです。
仕事の合間にでも、ぜひ取り組んでみましょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
肩こりなしの楽しい読書生活を
「好きな本を読んでいると時間を忘れてしまう」という人は多いでしょう。
しかし、長時間の読書の後、くびや肩、背中のこリをおぼえた経験がある人も、同じくらいいるはずです。
本来リラックス・タイムであるべき読書中に、肩の筋肉のほうはどんどん緊張してしまったせいなのです。
その第一の理由は、本を読むときに背中が丸くなりがちだから。
特に、文字が見えづらいときには無意識にくびを前に突き出してしまいます。
手元を十分に明るくし、本と顔の間を最低でも30cmは離すようにしましょう。
また、本を持つことで腕が疲労し、肩こりにつながる場合もあります。
かといって、ひざの上など低い位置に本を置くと、顔が下を向いてしまいます。
座るときの正しい姿勢を参考にして、手に持った本がちょうどよい高さにくるように、机に腕を預けましょう。
本を読むときに、寝転んでひじ枕をしたり、腹ばいになったリするのは論外です。
こういう姿勢は、楽なようですが、実際は想像以上の負担が肩にかがっています。
眼鏡やコンタクトレンズを使っている人で、気がつくと顔が本に近づいているという場合は、度が合っていないのかもしれません。
眼鏡類の度が合っていないと、ものが見えづらいので、無意識にくびを突き出してしまうのです。
そればかりでなく、極度に目が疲労し、眼精疲労による肩こりを引き起こしかねません。
しばらく眼鏡やコンタクトレンズを新調していない人は、要注意です。
定期的に視力検査を受け、視力に合ったものを使うようにしましょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
歩くときに気をつけること
誰でも気軽に取り組むことができる運動といえば、ウォーキングです。
ウォーキングは、全身の筋肉を適度に使い血行が促進されるので、肩こりにも効果的です。
「運動をする時間がない」という人は、日頃からなるべく歩くことを心がけたいものです。
とはいっても、歩くときの姿勢に気をつけなければ、かえって肩こりの負担が増す場合もあります。
歩くときにも、正しい姿勢を保つことが大切です。
直立するときと同じように、背すじを伸ばして胸を張ります。
そして、両腕を軽く振り、足はかかとからしっかり着地し、つま先で蹴り上げます。
ここで肝心なのは、靴の選び方です。
ハイヒールなどかかとが高い靴で歩くと、重心が前に偏るため、前のめりになります。
これは、背中が丸くなり脊椎がゆがむ原因になります。
また、足首が安定しない靴やサイズの合わない靴も、歩行が不安定になり、姿勢が悪くなりがちです。
なるべくかかとが低く、歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。
歩くときの荷物の持ち方にも注意が必要です。
重い荷物が肩こりを招くのはもちろんですが、それよりも問題なのは左右のバランスが悪いことです。
ハンドバッグでもショルダーバッグでも、左右どちらが決まった側で持つくせはありませんか?
一方の肩にばかり負担をかけていると、やがて骨格が傾いていき、片方の筋肉ばかりが緊張してしまいます。
ですから、荷物は左右に振り分けるが、持つ手を替えるようにして、左右バランスよく持ちましょう。
その点、リュックサックならバランスをとりやすいのでおすすめです。
ただし、あまり重いと前のめりになってしまうので要注意です。
カテゴリー:肩こりの痛み
肩こりに陥りやすい運転中の姿勢
長時間運転をすると、たいてい肩やくびがこリます。
車を運転するときには、自然と肩こりになりやすい姿勢に陥ってしまうからです。
運転中はハンドルを握っているので、両腕を上げっぱなしです。
それだけでも、腕から肩にかけて非常な緊張を強いられるにもかかわらず、イスの位置を後方に下げすぎたり、背もたれを倒しすぎたりと、背すじにゆがみを生じるポジションをとってしまいがちなのです。
さらに悪いことには、そのまま身体を動かさずに長時間運転を続ける場合も少なくありません。
運転中の姿勢で注意すべき点を挙げましょう。
まずは、イスをちょうどよいポジションに調節します。
座面は、深く腰掛けたときに、ブレーキやアクセルペダルまで足が楽に届くくらいの位置にします。
このとき、ひざは軽く曲がり、ひざ頭が脚の付け根よりやや高くなっているのがベストです。
背もたれは、倒しすぎるとハンドルが遠くなり、両腕と肩が疲労します。
とはいえ、あまり近すぎても、身動きができないので疲れます。
背もたれに背中をつけたとき、ひじを軽く曲げた状態でハンドルを握れる程度の角度に倒しましょう。
腰にクッションなどをあてると、さらに楽になります。
このような正しい姿勢をとっていても、ずっと筋肉を固定していると血行障害を起こします。
ときどきは安全な場所に車をとめ、少しでも腕やくび、肩を動かすようにしましょう。
また、運転中は目を酷使するもの。
眼精疲労による肩こりを起こさないためにも、休憩が必要です。
休憩中は目を休めるとともに、車を降りて体操をするとよいでしょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
イスに座るときの姿勢
1日の大半をイスに座って過ごす人は多いでしょう。
そういう人は、座っているときにこそ姿勢に気をつけることが大切です。
イスに座るときの姿勢のポイントは、深く腰掛けて背すじをまっすぐに伸ばすことです。
浅く腰掛けたり、くびを前に突き出したりすると、脊椎のS字カーブが崩れてしまいます。
そうならないようにするためには、正しい姿勢で座れるようなイスを選ぶことが大切です。
ここで、正しいイスの選び方を紹介しましょう。
座画の高さは、深く腰掛けたときに、ひざ頭が脚の付け根よりやや上にくる程度のものが適当です。
このとき、ひざの角度はおおむね直角になります。
座面が高すぎる場合は足を踏み台などに乗せ、低すぎる場合は硬さのある座布団を敷いて調節します。
また、座面がやや後方に傾斜していて、深く腰掛けたとき、ひざの裏にこぶしひとつ分くらいすきまができるとなおよいでしょう。
背あてやひじ掛けの位置も重要です。
クッション性のある背あてが、脊椎の自然なカーブに沿うような位置にあるものを選びましょう。
背あてが硬かったり、位置が適当でなかったりする場合は、クッションを腰の上部にあてがうと楽になります。
ひじ掛けは、ひじを置いたときにひじの角度が90〜100度くらいになる高さが適当です。
身体に合わないイスに長時間座っていると、肩こりだけでなく、腰痛も引き起こします。
イスを購入するときには、実際に座ってチェックしましょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
肩こり解消は正しい姿勢から
肩こりに悩む人に共通しているのは、姿勢の悪さです。
これは現代人全体の課題ともいえることで、実際、意識せずに姿勢を正しく保つことができる人はほとんどいません。
知っているようで案外知らない正しい姿勢を、ここで確認しておきましょう。
直立するときには、身体の上から下まで、中心に1本の線が通るように意識します。
具体的にいうと、目線をまっすぐ前に向け、あごを軽く引き、胸を軽く張って両腕をまっすぐ下に下ろした状態です。
お腹とお尻を軽く引き締め、ひざをまっすぐ伸ばします。
正しい姿勢を保とうとするあまり、肩を後ろにグーッと反らし、腰を前に突き出す人がときどきいます。
しかし、それでは脊椎のS字カーブがきつくなりすぎ、筋肉が緊張状態に陥ってしまいます。
横から見たときに、耳の穴と肩峰、骨盤の中心が一直線になることを意識しましょう。
慣れないうちは、こういう姿勢をすることでかえって疲労を感じるかもしれません。
しかし、正しい姿勢を保つために必要な筋肉がだんだんと身についてくるので、やがては楽になります。
逆にいえば、筋肉が不足していると姿勢を正しく保つだけでも疲れてしまうのです。
ですから、適度に運動をして、全身の筋肉量を増やすことも心がけましょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
肩こりの元凶は生活習慣にあり
あなたは、肩こり対策として何をしていますか?
こう尋ねると、「何もしていない」という人もいれば、「いろいろ試してきた」という人もいます。
その「試したもの」を聞くと、マッサージやツボ押し、鍼灸、電気温熱療法、湿布や薬の使用……などなど、さまざまな答えが返ってきます。
多くの人を悩ませている肩こりだけに、その療法や対策グッズなども多様に用意されているのです。
しかし、こういった対症療法は、主に痛みを抑えるためのものであり、根本的な解決にはつながりません。
たとえ一時的に痛みがおさまっても、主因を排除しなければ、再発を繰り返します。
対症療法だけに頼っているかぎり、肩こりとは緑が切れないのです。
ここで、以前に述べた肩こりの3大要素を見直してみましょう。
3大要素とは、「運動不足」「姿勢の悪さ」「ストレス」です。
逆にいうと、肩こりを遠ざけるためには適度に運動をすること、正しい姿勢をとること、ストレスをなくすことが重要なのです。
この3点を、生活習慣に取り入れてみましょう。
肩こりになるまで、誤った生活習慣はそれなりに長い期間積み重ねられていたはずです。
ですから、生活習慣を改善してがら成果が表れるのにも時間が必要だと考えてください。
対症療法のように即効性はありませんが、地道に正しい生活習慣を続けていれば、必ず肩こりと緑が切れる日が来るでしょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
スポーツにともなう痛み
脱臼
スポーツをしている際に肩関節が強い衝撃を受け脱臼する場合があります。
いわゆる肩関節というのは、肩甲骨と上腕骨からなる肩甲上腕関節を指しますが、この関節は肩甲骨のくぼみに上腕骨の骨頭が浅くはまっているだけなので、ほかの関節よりもはずれやすいのです。
実際、スキーやスケート、ラグビーや柔道などのスポーツで、肩を強く打ったときや腕を後ろに引っぱられたときに、肩脱臼が起こることはよくあります。
脱臼とは、関節を構成する骨の位置がずれ、接合部分がはずれることです。
脱臼を治すためには、骨を正しい位置に戻すことが必要です。
柔道をする人などは、練習中に脱臼することが珍しくないため、その場で簡単に治す技術が普及しています。
しかし、簡単に治す方法は再発を招きやすいともいわれており、注意が必要です。
脱臼すると、関節を支えていた関節包が損傷してしまうのですが、それを放置して骨だけ戻しても、また脱臼することがあります。
そのような状態を繰り返すうちに、関節包は弛緩し、ますます脱臼しやすくなるのです。
脱臼を起こしたときには、整形外科の治療を受け、完全に治癒するまで肩を固定したほうが望ましいといえるでしょう。
それでも脱臼を繰り返してしまう場合は、関節包を修復する手術を検討します。
肩の腱鞘炎
「腱鞘炎」というと、手や指を酷使することにより起こるものだと思っている人は多いでしょう。
たしがに、ピアニストや漫画家、パソコンのオペレーターなどが手首や腕に腱鞘炎を起こす例はよくみられます。
しかし、実は腱鞘炎は肩にも起こるのです。
腱鞘炎とは、「腱」と「腱鞘」が摩擦を繰り返すことで腱鞘が肥厚した状態です。
腱とは、筋肉の両端の骨に固定されている部分で、その腱が通る筒状の組織が腱鞘です。
二の腕にある上腕二頭筋の腱鞘炎も肩の痛みにつながります。
腱鞘炎の原因はよくわかっていませんが、特定の筋肉を酷使することがきっかけで悪化することもあります。
腱鞘炎じたいは指・手首・腕・脚などでも起こりますが、肩に痛みが出る場合は、テニスやゴルフ、野球など肩を酷使するスポーツが主な原因となります。
発症すると、肩を動かすときに痛みに襲われ、腕を上げる動作が辛くなります。
多くの場合、安静時に痛みは出ませんが、常時痛みに襲われることもあります。
腱鞘炎になったら、応急処置として患部を温めるとよいでしょう。
その後、肩を痛みのない範囲でゆっくり大きく動かすことが大切です。
もちろん、スポーツは控えましょう。
自然治癒する場合もありますが、適切な治療が回復への近道です。
腱鞘炎の直接の原因は不明で、肩の使いすぎは悪化要因です。
その背景には、筋力低下や姿勢の悪さがあります。
背中が丸くなっていると、肩が前に押し出されることで腱が圧迫されやすいのです。
正しい姿勢を心がけましょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
30歳前後の女性に多い − 胸郭出口症候群
「胸郭出口症候群」とは、くびから脇の下にかけて神経や血管が圧迫されることにより、くびや肩、腕に痛みが出る病気です。
胸郭出口とは、鎖骨と第一肋骨の間、くびの前方にある前斜角筋と中斜角筋に囲まれた部分です。
脊髄から枝分かれした頸神経が束ねられた「腕神経叢」は、この胸郭出口を通り、さらに小胸筋の下を通って脇の下から腕につながっています。
また、心臓と腕を結ぶ血管である鎖骨下動脈と鎖骨下静脈も、胸郭出口を通っています。
この胸郭出口が狭くなることで、腕神経叢や血管が圧迫され、肩こりやくび・肩のこわばり、腕のしびれや冷感、脱力感が生じる。
これが胸郭出口症候群のメカニズムです。
この病気は、なで肩で筋力不足の人に起こりやすく、30歳前後の女性に多くみられます。
なで肩の人はもともと胸郭出口が狭く、さらに筋力が弱いと、腕神経叢が腕の重みで圧迫されるからです。
一方、怒り肩でくびが短く筋肉質の男性が、筋肉などで胸郭出口が狭まったため発症する例もあります。
発症したら、温熱療法などで痛みを抑えながら運動療法で筋力をつけるという治療が一般的です。
手術にいたる例はほとんどありません。
日常生活では、重い荷物を提げるのを避けましょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
五十肩はこう処置する
五十肩の処置法は、急性期と慢性期とで異なります。
急性期には、無理して肩を動かさないようにすることが肝心です。
しばらくは重い荷物を持ったり運動をしたりするのを避け、痛みを伴う動作をしないようにしましょう。
痛みが強い場合は、消炎鎮痛剤を使用します。
急性期には温熱療法が有効です。
カイロや市販の温湿布や冷湿布をあてたり、サポーターを着けたりして、肩が冷えないように気をつけます。
全身の血行をよくする入浴法やマッサージもおすすめです。
ただし、冷したほうが楽だと感じる場合は、氷水で15分ぐらい冷しても構いません。
激痛がなくなった頃から無理のない範囲で肩を動がしましょう。
五十肩は、1年半くらいの問に自然治癒することがほとんどです。
とはいえ、組織のゆ着があると、病気が治ってからも拘綿が残ってしまいます。
痛むのが怖くて、つい肩を動かさずに過ごしてしまいがちですが、それでは肩の内部組織がゆ着を起こし、ますます肩を動かしづらくなってしまいます。
また、極端な筋力不足や血行障害が深刻な肩こりを併発し、五十肩とは別の痛みに苦しめられるかもしれません。
ですから、慢性期には日常動作を積極的に行うことが大切です。
五十肩でもできる体操に取り組むのもおすすめです。
とはいえ、発症したらまずは整形外科を受診し、適切な治療を受けることが肝腎です。
そして、医師のアドバイスのもと、無理なくできる運動を続けてみましょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
五十肩の発生から末期症状まで
ある日突然、肩に鋭い痛みが発生するというのが五十肩の典型的な発症パターンです。
組織が変性を起こすことで、動きによる痛みが現れるのですが、この急激な痛みはしばらく続きます。
その後、慢性的な症状へと移行して、1〜2ヶ月で安静時の痛みが薄れますが、肩を自由に動かせるまでは半年から1年半ほどかがります。
発症直後は、肩関節が激しく痛み、肩を動かすときに、痛みが二の腕や手先にも伝わり、しびれを感じることもあります。
安静にしているときでも痛みがあり、ひどい場合は夜間でも痛むため、不眠に悩まされます。
ひどい痛みが治まるまでの間は、あまり肩を動かさないことが大事です。
急性期の痛みが治まるとともに、だんだん肩を動かせる範囲が狭くなっていくこともあります。
特に、肩を上に上げたり後ろに回したりする動きが困難です。
このように身体の可動域が狭まることを「拘縮」といいます。
拘綿が始まると、肩の筋肉を動かさなくなるので、組織の癒着が起こることもあり、ますます拘綿が進行します。
拘綿が進んで肩周辺が動かされなくなると、血行障害が起こり、いわゆる肩こりと同じ症状を併発します。
そうなると、患部に酸素や栄養素が供給されなくなり、筋力が低下するため、ますます改善しつらくなります。
このような五十肩の悪循環に陥らないためには、慢性期に移行するときがカギです。
カテゴリー:肩こりの痛み
五十肩の痛みのメカニズム
五十肩の主な要因は、その名のとおり年齢を重ねたことによる組織の変性(材質の劣化などを含む)です。
肩には多くの関節や筋肉があり、狭いスペースの問を縫うようにさまざまな組織が入り組んでいます。
それだけに、痛みが発生するプロセスはひとつとはかぎらず、いくつかの要因ががらんでいる場合が少なくありませんが、主な原因として挙げられるのは、関節包や骨同士を結びつけるじん帯の柔軟性が低下することです。
痛みに対して過敏になることも手伝い、肩を動かすと痛むようになる − ということです。
また、腱板と肩甲骨の問にある「肩峰下滑液包」や肩甲上腕関節に炎症が起こることもあり、これらも五十肩の原因となります。
不安定な肩甲上腕関節を上手に使うために「カフ筋」と呼ばれる筋肉群が働いています。
カフ筋とは、肩関節の上を覆うように連なる「枠上筋」「柿下筋」「小円筋」と、肩甲骨の内側にある「肩甲下筋」の4つの筋肉です。
筋肉が骨につながる部分を「腱」といいますが、カフ筋の腱は板のように並んでいることから「腱板」と呼ばれます。
腱板は、肩の激しい動きにともない長年酷使されているため、変性しやすい部分です。
この腱板の変性も、五十肩の痛みのもとです。
五十肩とよく似た症状が出るのが「腱板断裂」です。
腱板が部分的もしくは完全に断裂するものですが、五十肩と異なり自然治癒しにくく、放置すると痛みがひどくなるので、要注意です。
腱板断裂について
腱板断裂は、頻度が高い肩の損傷。
40歳以降にみられるため、五十肩と間違われることも多い。
断裂が大きいほど痛みがひどく、夜間に痛むこともある。
保存的療法で痛みを抑えることはできるが、断裂を治療するには手術するしかない
カテゴリー:肩こりの痛み
肩の病気の代表
五十肩のプロフィール
中年以降になると身近になってくるのが、「肩が痛くて上げられない」という症状。
「五十肩」という呼び方が広く知られていますが、正式名は「肩関節周囲炎」といいます。
五十といっても、実際には40歳代後半から60歳代までにみられる病気です。
五十肩は、突然肩に激しい痛みを感じることで発症する例が多く、急激な痛みは数日間で治まるのが普通です。
しかし、それにともない肩を動かせる範囲が狭まってきて、長期間、肩を動かそうとすると痛みに襲われることが大きな特徴です。
安静時にも痛みが出る場合もあります。
五十肩になると、極端に狭い範囲でしか肩を動かせなくなります。
腕を上げたり後ろに回したりすると激痛に襲われるため、ゴルフや野球といったスポーツはもちろん、頭髪を整えられない、
上着の袖に手を通せない、
背中のファスナーを開閉できない、
つり革に手が届かない、
などというようにこれまで何気なく行っていた日常動作までもが因難になります。
しかし、多くの場合は自然に症状が治まっていきます。
だいたい半年から1年半ほどで痛みが軽減され、肩を動かせるようになります。
また、一度に両方の肩に発症することはまずありません。
とはいえ、痛みにおびえ長期間肩を動かさないでいると、ますます深刻な事態を招きます。
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くび・肩・背中の痛みを引き起こす病気
肩こりの原因となる病気は、くびや肩、背中の組織に異常を起こすものがほとんどです。
しかし、まったく思いもよらない病気が肩こりを引き起こすこともあります。
そのような、整形外科とは別の治療を要する病気が影響している場合は、特に発見されにくいので注意が必要です。
別の治療を要する病気は多種多様ですが、多くみられるのは狭心症、胆石、胆嚢炎、すい炎、がんなど内科系疾患です。
内科系疾患の疑いがあるのは、くびや肩、背中だけでなく、ほかの部分にも痛みや違和感を感じる場合です。
たとえば、胸の痛みをともなう場合は狭心症が、みぞおちが痛む場合は胆石が疑われます。
また、高血圧の人は、動悸や息切れとともに肩こりを感じることが多いようです。
そのほかにも、骨粗しょう症や関節リウマチといった骨の病気、貧血や更年期障害といった女性に起こりやすい病気、うつ病など心因性の病気も肩こりを引き起こす要因となりえます。
これらの病気がいくつか組み合わさって肩こりを引き起こすこともあります。
このような病気が原因の肩こりは、病気を治さないかぎり解消することはありません。
かかりつけ医で異常が発見されず、一般的な肩こりの治療を行っても一向に成果が上がらない場合は、一度内科を受診してみるのも一案です。
一方、くびや肩、背中の組織そのものに異常がある場合は、整形外科での治療が中心となります。
いつ襲ってくるがわからないくび・肩・背中の病気を知り、早期発見・早期治療に役立てましょう。
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その肩こり、もしかして病気かも?
こんな肩こりには要注意!
多くの人を悩ませている肩こりは、日本人にとって国民病といえるほどありふれた症状。
それだけに、くびや肩、背中に痛みがあっても「どうせいつもの肩こりだ」と放置する人がほとんどではないでしょうか。
しかし、それはいつもと違う「病気による肩こり」なのかもしれません。
いわゆる「肩こり」は、筋肉疲労による血行障害がもとで起こるくび・肩・背中などの鈍い痛みやこわばりです。
しかし、筋肉疲労とは別の理由で肩こりのような症状が出ることもあります。
原因としては、くびや肩、背中の組織に異常がある場合や、内科系疾患などの病気がこりを引き起こしている場合が挙げられます。
どちらの場合も、放置していると取り返しのつかない事態になりかねません。
くびや肩、背中の組織に異常がある場合は、整形外科で検査し治療します。
その原因の多くは、老化現象や組織の酷使による椎骨・椎間板・じん帯・筋肉などの変性です。
特にくびは、よく動かすうえに大きな負荷がかかっていて、神経経路の要衝でもあります。
くびは非常にトラブルが起こりやすい部分だと覚えておいてください。
あなたの肩こりは、本当に単なる「肩こり」ですか?
下に、病気による肩こりが疑われる例を挙げました。
病気のサインを見逃してしまうことのないよう、ぜひチェックしてみてください。
当てはまるようなら、早めの受診が何より大切です。
こんな肩こりがあるなら病院へ
・一般的な肩こりの対処法を試みても効果が出ない
・痛みがだんだん強くなる
・めまいや動悸、のぼせや手足のしびれを伴う
・痛む箇所が転転とする
・手足の細かい作業が困難になる
・腕やハラ部分にも痛みを伴う
・夜間や朝方など決まった時間に痛くなる
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「こり」のメカニズムを探る
きっかけは筋肉疲労
ここで、なぜ肩こりが起きるのか、そのメカニズムをみてみましょう。
全身の筋肉は、収縮と伸展を繰り返すことで身体を動かしています。
身体を動かさずにいると、収縮した筋肉はずっと緊張し続け、疲労してしまいます。
たとえば長時間パソコンに向かっているときなどは、ずっと同じ姿勢のまま動かずにいることが多いもの。
そのため、くびや肩周辺の筋肉が緊張状態に陥り、筋肉疲労を起こすわけです
筋肉が疲労すると、筋肉を構成している筋線経という繊維質の組織が膨張し、筋肉の中を走る血管が圧迫されて血流が妨げられます。
本来、筋肉の中ではブドウ糖が燃焼され、エネルギーに変換されますが、血行が悪くなると酸素の供給が不十分になり、ブドウ糖が不完全燃焼を起こします。
この不完全燃焼のブドウ糖が、乳酸などの老廃物質に替わってしまい、筋肉や周辺の末梢神経を刺激するのです。
末梢神経が受けた刺激情報は、脊椎を伝わり大脳に達することで、「痛み」と認識されます。
この痛みに反応することで、周辺の筋肉はますます緊張し、さらに疲労していきます。
これが肩こりのメカニズムです。
乳酸などの老廃物質は、激しいスポーツをした後に起こる筋肉痛も引き起こすものです。
次は、その老廃物質を排出するために必要な血行について説明しましょう。
キーワードは「血行障害」
肩こりのメカニズムをみてみると、「血行障害」がおおいに関わっていることがわかります。
血行障害とは、血流が滞りがちになること。
筋肉の緊張状態に続く、血行障害が発生した部分には、必要な酸素が十分に供給されなくなり、老廃物質が生じます。
そこから生まれた老廃物質は血管を通って排出されますが、血行障害を起こしていると排出されにくくなります。
そのため、筋肉内には老廃物質がどんどん溜まってしまい、ますます肩こりがひどくなるわけです。
肩こりの解消法としてはさまざまな方法が流布していますが、まず血行障害を解消しなければ、根本的な解決にはならないのだと覚えておいてください。
体内を巡る主な血管には、動脈と静脈の2種類があります。
動脈は、心臓から送り出された血液を全身に運ぶための血管で、脈拍がポンプの役割を果たしているため、常に血流が促されています。
一方、静脈は全身を巡った血液を心臓に戻す血管で、動脈と異なり脈を打つことはありません。
血流が促されるのは、周囲の筋肉が収縮・弛緩を繰り返すときです。
つまり、じっとしたまま筋肉を動かさずにいると、静脈が血行障害に陥りやすくなるのです。
これが、肩こりを引き起こす血行障害のメカニズムです。
ですから、まずは肩周辺の筋肉を動かすこと、そしてマッサージをしたり温めたりして、血行を促進することが大切です。
とはいえ、血管は身体中を巡回しているものですから、血行障害は全身の問題でもあるのです。
肩周辺を動かすだけではなく、全身運動を心がけるとよいでしょう。
「肩こりサイクル」はエンドレス
「たがが肩こり」と放っておいたら、どんどんひどくなってしまった − そんな経験はありませんか?
そんな場合は、肩こり特有の悪循環にはまってしまったからと考えられます。
肩こりには、「放っておくとますますひどくなる」という厄介な特徴があるのです。
筋肉の緊張状態が続くと、血行障害が起こり、老廃物質が発生します。
その老廃物質が溜まって神経を刺激する、というのが肩こりのメカニズムです。
このとき、筋肉内は酸素不足になっており、必要なエネルギーを生産できない状態です。
そして、エネルギー不足に陥った筋肉は膨張し、ますます血管を圧迫して…、という悪循環が始まるわけです。
一方、発生した老廃物質は、血流が滞っているため排出されにくく、どんどん筋肉内に溜まってしまいます。
すると、ますます神経が刺激され、さらに肩こりが重くなっていきます。
また、刺激情報が脳に達し、痛みとして認識されると、その情報が神経を伝わって患部を刺激します。
すると、筋肉や血管などがそれに反応し、より一層緊張の度合いを高めてしまいます。
つまり肩こりは、一度発生すると自動的に「痛みのもと」が再生産される仕組みになっているのです。
この「肩こりサイクル」から抜け出すためには、なるべく初期段階で改善することが必要です。
「たがが肩こり」と放置していると、くびや肩、背中の筋肉はガチガチにこり固まり、やがて自力では治せないほど重度の痛みを抱えてしまうかもしれません。
厄介な肩こリサイクルに組み込まれないよう、早期解消を目指しましょう。
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肩こりの3大要因とは?
日本人は、肩こりになりやすいもの。
とはいえ、日本人なら誰もが肩こりになるわけではなく、周りを見わたせば「肩こりに悩んだことがない」という人もいます。
では、肩こりになる人とならない人の違いはなんなのでしょうか?
もっとも大きな違いは、日々の生活のなかに肩こりの要因があるがないがです。
もちろん、生まれつきの体質や体型も影響しますが、もともと筋肉が少ない人でも、生活習慣を見直すことで肩こりを遠ざけることができます。
見直しのポイントは、主に次の3点です。
(1) 適度に運動をしているか
(2) 正しい姿勢を心がけているか
(3) ストレスをためこんでいないか
これらは、肩こりを予防するためだけでなく、一般に健康によいとされる生活習慣のポイントでもあります。
健康全般のために生活習慣を見直すことが、肩こりを遠ざけることにもつながるのだと覚えておいてください。
逆にいえば、肩こりの3大要因は「運動不足」「姿勢の悪さ」「ストレス」といえるのです。
その理由を、これから順番に説明していきましょう。
楽な生活が招く「肩こり」
肩こりの3大要因のひとつ − 運動不足を助長しているのは、現代ならではの便利な生活です。
私たちの日常生活からは、身体を動かす機会が極端に減っているのです。
一般的なオフィスワークを例にとっても、仕事の連絡や発注など、かつては足を運ばなくてはならなかった用件も、いまやほとんどメールが電話で済ませられます。
ランチと通勤の時間に歩くのみで、ほとんど身体を動かすことがなかった一日も、場合によってはあるのではないでしょうか。
家事をする人にも同じことがいえるでしょう。
かつては重労働だった掃除や洗濯も、掃除機や洗濯機のおかげでずいぶんと楽になりました。
便利な器具が家中に備えられ、大きな動きをすることはほとんどありません。
買い物も、外出せずにインターネット等の通信販売で済ませられる時代です。
私たち現代人は、便利な生活と引きかえに身体を動かす機会を失っているのです。
「毎日、ほぼ1日中イスに座っている」「今日は肩より上に腕を上げなかった」などという人も珍しくありません。
生活が便利になることはよいことですが、その分、スポーツなどで運動不足を補う努力が必要だといえます。
姿勢の悪さは肩こりの元凶
肩こりの直接的なダメージにつながる3大要因のふたつめは、姿勢の悪さです。
姿勢が悪くなると、くびや肩、背中の筋肉に必要以上の負担がかがるからです。
にもかかわらず、残念ながら正しい姿勢を保っている人はあまり多くないというのが現状です。
姿勢を正しく保っている人は、脊椎がゆるやかなS字カーブを描いています。
しかし、姿勢が崩れるとそのS字も崩れてしまいます。
脊椎がゆがむと、正しい姿勢を保てなくなり、特定の筋肉に無理な力がかがります。
たとえば猫背の人は、脊椎が逆C字状に丸くなっています。
そういう人は、顔を前に向けるためだけでも、脊柱起立筋に相当の力をかけなければならないでしょう。
そのような筋肉の負担増が、肩こりにつながっているのです。
姿勢が乱れる原因は、筋力不足などさまざまですが、人それぞれのくせや習慣によるものも少なくありません。
特にイスに座ったとき、悪い姿勢をとるくせがある人が目立ちます。
パソコン画面に顔を近づけるために背中を丸める人や、イスに浅く腰掛けてくびだけ前に伸ばす人などをよく見かけるでしょう。
そのような姿勢は、骨格がゆがみ筋肉が疲労するもとになります。
もうひとつ問題なのは、仕事中は特に同じ姿勢のまま動かない人が多いこと。
長時間同じ姿勢を保ち続けると、筋肉がずっと緊張し続けてこリ固まってしまいます。
ですから、仕事中でも座りっぱなしでいることのないように、ときどき身体を動かすことが大切です。
ストレス社会は肩こり社会?
「ストレスが原因で肩こりになる」と聞くと、意外に思う人もいるでしょう。
あまり知られていませんが、ストレス性の肩こりは年々増加していると考えられています。
肩こり人口の増加は、現代社会にストレスが蔓延していることと深く結びついているのです。
人体の体温調節や血液循環、呼吸などをつかさどる神経を自律神経といいます。
強いストレスを受けると、この自律神経のはたらきに乱れが生じ、血流をコントロールできなくなります。
結果、血行障害を起こしやすくなり、その血行障害が肩周辺で起きた場合、肩こりにつながるのです。
ほかにも、自律神経の乱れは動悸やめまい、のぼせなどの不定愁訴につながります。
また、ストレスを受けたときに脳から発信された情報が、神経を伝わり肩周辺の筋肉を緊張させることがあります。
これが、ストレス性の肩こりが発生する第2の原因です。
現代日本に生きる人は、多かれ少なかれストレスを抱えているもの。
ストレスの強さや受けた期間などによって、また個人差によって、身体に現れる影響はいろいろです。
特に真面目で几帳面な人、心配性の人、責任感が強すぎる人などはストレスの影響を受けやすいタイプといえます。
思いあたる人は、なるべくストレスを避けるとともに、自分なりのストレス発散手段を見つけておくとよいでしょう。
あなたの肩こりは、もしかしたらストレスの存在を教えてくれる危険信号かもしれません。
ほかの症状が出る前に、ストレス解消を心がけてみましょう。
まだある肩こりの意外な要因
肩こりの3大要因は、「運動不足」「姿勢の悪さ」「ストレス」ですが、要因はこれらだけではありません。
くび・肩・背中にはさまざまな負担がのしかかっており、いくつもの要因が複雑にがらみあってこりが生じることも少なくないのです。
まず、骨格そのもののゆがみが原因になる場合があります。
骨格が左右対称ではなくゆがんでいる人は、くびや肩の筋肉のうち左右どちらが一方が緊張を強いられています。
歯のかみ合わせが悪い人や、左右の足の長さが違う人も肩こりになりやすいといえるでしょう。
また、もともと身体のゆがみがなくても、足を組んだりほおづえをついたりするくせがあると、骨格がゆがんでいくので注意しましょう。
目が悪いことや眼鏡が合っていないことも要因になります。
さらに、髪型や服装、靴の高さ、普段持ち歩く荷物の重さも影響します。
肩こりが職業病となる仕事の代表格は、パソコン作業を主としたデスクワークとタクシーなどのドライバー。
どちらもほぼ1日中、両腕を中空に留めたままの姿勢を長時間続けざるをえません。
また、目や神経を酷使するところも共通しています。
一方、いがにも肩への負担が大きそうな、運送業など重い荷物を上げ下げする仕事では、実はそれほど肩こりにはなりにくいといわれます。
重い荷物はたしがに肩を直撃しますが、筋肉を動かしていることで負担が集中しないせいでしょう。
いずれにせよ、職業病だからとあきらめず、要因を一つひとつとリのぞく努力が大切です。
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肩こりになりやすい体型とは
肩こりに悩まされる人には、さまざまな共通項がありますが、体型もそのひとつです。
肩こりの要因のひとつは、筋肉量が少ないこと。
そういう意味では、やせている人は肩こりになりやすいといえます。
特に、運動をせずに無理なダイエットをすると、筋肉がやせてしまいます。
ですから、ダイエット中でも運動をして筋肉量を一定に保つことが大切なのです。
太っている人に肩こりの心配がないかといえば、そうではありません。
腕の重さは体重の約8分の1といわれており、体重が重い人はその分腕も重くなります。
それが両肩にずっしりとかかるわけですから、太っている人は肩こりになりやすいのです。
健康のためにはもちろん、肩こりのためにも、肥満は大敵だと心得ておきましょう。
ほかに肩こりになりやすい体型といえば、日本人女性に多い「なで肩」です。
肩の傾斜が大きいと、腕を上下に動かすときの負担が大きくなりますが、なで肩の人はくびや肩の筋肉が発達していないことが多いため、負担に耐えられないのです。
また、胸郭出口症候群になりやすいことも大きな要因です。
体型には遺伝的要素もあるとはいえ、運動や減量などである程度改善できます。
「生まれつきだから」とあきらめる前に、まずは筋肉をつけることでマイナス面をカバーしましょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
その痛み、本当にただの肩こり……?
「こり」とは、ひとことでいえば筋肉疲労と血行障害による筋肉の痛みやしびれですが、肩こりのような症状の元となる要因はそれだけではありません。
その裏には、恐ろしい病気がひそんでいるかもしれないのです。
くびや肩、背中の痛みのほとんどは、単純な「こリ」が原因のもの。
しかし、まれに骨や筋肉、内臓などの疾患によるものがあります。
ひとつは、頸椎や肩甲骨、肩の筋肉やじん帯など、肩周辺組織の異常によるもの。
その代表は、頚椎椎間板ヘルニアや五十肩などです。
もうひとつは、消化器系、循環器系の疾患などまったく別の病気によるものです。
肩こりを引き起こす可能性のある病気は、胸膜炎や胆嚢炎、高血圧症など多数あります。
一見関係なさそうな眼科疾患、耳鼻疾患、うつ病など心因性の疾患も影響する場合があります。
いつもの肩こりだと思って放っておいたら、「深刻な病気だった……」ということにもなりかねません。
たかが肩こりとあなどらずに、病気の可能性も視野に入れることが大切です。
まったく快方に向かわない場合は、病院で診察を受けるようにしましょう。
とはいえ、ほとんどの人の肩こりは自分で軽減することができるもの。
生活習慣を見直すだけでも、効果が実感できます。
カテゴリー:肩こりの痛み
中高年の女性がなりやすい肩こりって?
老化 − 組織の変性は男女を問わず訪れるものですが、年齢を重ねた女性には、とくに不定愁訴が現れやすい時期があります。
女性は50歳前後に閉経を迎えますが、その前後10年間に、ホルモンバランスが乱れ、心身にさまざまな不調をきたすことがあります。
そうした時期を更年期といいますが、更年期を迎えた女性は肩こりに陥る場合が多いのです。
更年期には、ホルモンバランスが変化することにより、自律神権のはたらきが乱れます。
自律神経とは、体温調節や血液循環をつかさどる神経で、そのはたらきが乱れると動悸やのぼせ、手足の冷えなどの身体的な不調が現れます。
肩こりもそのひとつで、血流が悪くなることで筋肉疲労が蓄積してしまい、こりが発生しやすくなるのです。
ひどい肩こりが頭痛やめまいを引き起こし、落ち込みやイライラにつながることもあります。
逆に、更年期特有のストレスが、肩こりを引き起こすこともあります。
ストレスと肩こりには深い関係があるのです。
また、更年期には骨租しょう症にも注意すべきでしょう。
骨粗しょう症とは、簡単にいうと骨密度が低下しスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。
閉経を迎えると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が減少します。
エストロゲンには骨形成を促進するはたらきがあるため、閉糧後は骨粗しょう症になりやすくなるのです。
実際、更年期の女性が肩こりだと思っていた症状が、実は骨折だったという例があります。
50歳前後の女性の場合、肩こりがなかなか解消されない時には骨租しょう症を疑ってみたほうがよいかもしれません。
更年期の女性を襲う「骨粗鬆症」とは
女性ホルモン・エストロゲンの分泌量が減少することにより、骨吸収(古くなった骨が分解されること)が促進し、骨密度が異常に低くなる病気。
わずかな圧迫や刺激で骨折するが、自分で気づかないことが少なくない。
脊椎の骨折やひびが、肩こりに似た症状を起こすことがある。
カテゴリー:肩こりの痛み
組織の変性は避けられない要因
もうひとつ、人類が肩こりになる宿命的な要因があります。
それは、老化 − すなわち、組織の変性です。
組織の変性というと、中高年以上に起こることだと思っている人は多いでしょう。
確かに、白髪や老眼といった目に見える変性は高齢者ならではのものですが、目に見えない身体の内部の変性は、成長が止まる20歳前後から徐々に始まっています。
前に「肩こりになる人は働き盛りに多く、60歳以上では減少する」と述べたのは、こうした理由があるのです。
肩こりにつながる変性の原因といえば、筋力の低下が挙げられます。
筋力が衰えると、正しい姿勢を維持することが困難になり、特定の筋肉に過度の負担がかがります。
それにより筋肉疲労が起こることが、くびや肩、背中のこリにつながるのです。
特に30代〜40代の働き盛りの人は、運動をする時間がとりにくいため、筋力不足に陥りやすいという要因があります。
また、椎骨と椎骨の問にある椎間板も、20歳を越えると変性しはじめる組織です。
椎間板の変性は、肩こりとおおいに関わっています。
水分を失い硬化した椎間板は、椎骨のクッションとしての役割を果たしきれず、脊椎の変形を招きます。
脊椎は変形するとゆがみ、姿勢の悪化につながります。
それが、肩こりを引き起こしてしまうのです。
また、椎間板じたいの損傷により、肩こりとは別のくびの痛みが生じる場合もあります。
組織の変性は避けては通れませんが、可能な限りくい止めることはできるはず ー。
あきらめずに、組織の変性に打ち克つ生活習慣を身につけましょう。
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くび・肩・背中のこリは人類の宿命?
肩こりの背景にあるもの
現代人の多くを悩ませる肩こりは、人類の進化の過程上、必然のことといえるかもしれません。
そもそも私たちの祖先が2本足で歩いたことが、肩こりの要因となっているからです。
人類の祖先は、もともと4足歩行をしていましたが、進化の過程で2足歩行に移行しました。
4足歩行のときには、両腕を地面につけ肩甲骨を背中に乗せていましたが、直立することで、両腕を肩からぶらさげ、肩甲骨を背中に背負うようになったのです。
肩甲骨は、鎖骨や上腕骨などと関節でつながっているものの、胴体とはしっかりつながっていません。
つまり、両腕と両肩甲骨という荷物の重みは、ほとんど肩の筋肉のみで担わざるをえないのです。
以来、私たちは常に両肩に重い荷物を背負い続けて、現在に至るというわけです。
2足歩行により生じた新たな負担はそれだけではありません。
頭を垂直に持ち上げるようになったため、くびや肩にはこれまでにない重みがかがるようになりました。
脳の重量が重くなっていった過程も考えると、その負担は相当なものだといえるでしょう。
このように、2足歩行は、宿命的にくび・肩・背中に痛みをもたらす姿勢だといえるかもしれません。
そのうえ、現代人はかつてより筋力が弱くなっています。
そんな私たちが肩こりから逃れるためには、相応の注意が必要なのです。
カテゴリー:肩こりの痛み
自由な動きを可能にする「肩」と「背中」の骨格
肩は、主に肩甲骨・上腕骨・鎖骨で構成されています。
腕とつながっており連動して動くので、非常に複雑でバリエーションに富んだ動き方をします。
それを可能にしているのは、多数の関節の存在です。
肩周辺には、左右それぞれ7つもの関節があり、それらが連動して肩や腕の自由な動きを保障しています。
そのなかで特に可動域が広いのが、一般に「肩関節」と呼ばれている「肩甲上腕関節」です。
背中の上部に左右ひとつずつついている「肩甲骨」と、二の腕にある「上腕骨」で形成される関節で、上腕骨の上端の丸い部分が、肩甲骨の浅いくぼみ(肩甲骨関節窟)にはまることで接合しています。
ほかの関節のように深くかみ合っているわけではないので、可動域が大きくなります。
ただし、接合が浅い分不安定で、上腕骨がはずれやすい、つまり脱臼しやすいのが弱点です。
肩関節は、全身の関節のなかでもっとも脱臼を起こしやすく、しかも一度脱臼するとクセになるといいます。
そのため、柔道やラグビーなど、肩を激しくぶつけるスポーツの選手には、何度も脱臼を繰り返す人がいます。
肩関節にダメージを与えるのは運動だけではありません。
肩には、両方で体重の8分の1の重さといわれる腕が常にぶら下がっているのです。
重い荷物を持ちながら大きな動きをするという点では、肩もくびと同様、負担の大きい部分といえるでしょう。
肩甲骨は、上腕骨のほか、鎖骨や胸郭とも関節でつながっています。
腕を胴体につなげたまま、複雑な動きをするためには多数の関節が必要なのです。
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心身を消耗させる眼精疲労と肩こりの関係
長時間のパソコン作業により起こる不快な症状は、肩こりだけではありません。
近年、働き盛りの世代に多くみられるのが、「眼精疲労」です。
肩こりと眼精疲労、パソコン社会の弊害を代表する両者は、深く関わりあっています。
眼精疲労という言葉は広く知られていますが、単なる「疲れ目」と混同している人が多いのではないでしょうか。
その違いを簡単にいうならば、一晩寝ると治まるのが疲れ目で、睡眠だけでは疲れが取れないのが眼精疲労です。
眼精疲労は、パソコンのディスプレイを凝視するなど、長期にわたって目を酷使することで起こります。
目の筋肉が緊張することで、目の痛みから肩こりを引き起こします。
ひどい場合は頭痛や吐き気も伴い、倦怠感など精神的な不調を引き起こすこともあります。
眼精疲労には、ストレスも大きく関係します。
「ミスをしてはいけない」などと強い緊張感をもってディスプレイを凝視していると、それがストレスとなって眼精疲労を引き起こすのです。
そのようなストレスが、肩こりも引き起こしやすいことはいうまでもありません。
ちなみに、眼精疲労の要因になる病気に「ドライアイ」があります。
ドライアイとは、涙の分泌量が少なくなり眼が乾燥する病気です。
放っておくと眼の表面に傷がつくため、早期の治療が必要です。
眼精疲労から派生した肩こりは、肩をマッサージするだけでは治りません。
ストレスの解消も視野に入れながら、眼精疲労と並行して治療することが第一です。
カテゴリー:肩こりの痛み
こんな運動は肩こりを招く
肩こり解消のためには、運動療法が欠かせません。
適度な運動をすることで筋力がつき、正しい姿勢を保てるようになります。
また、全身の血行がよくなり、老化防止にもつながります。
好きなスポーツならストレス解消にもなるので、ぜひ生活のなかに取り入れたいものです。
とはいえ、スポーツなら何でもよいわけではありません。
実はスポーツのなかには、かえって肩こりを助長するものもあるのです。

そのひとつは、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツです。
なぜウインタースポーツが肩こりを招くかというと、ウエアに問題があります。
スキーウエアは、どうしても厚くて動きづらく、肩の筋肉に負担をかけてしまうのです。
もうひとつは、無理な体勢で肩に緊張を強いるもの。

たとえば剣道は竹刀を握ったままの姿勢で肩を強く緊張させます。
また、弓道は身体をねじった姿勢で、やはり肩に極度の緊張がかかります。
このほかのスポーツでも、精神的に緊張を強いられる場面では、知らないうちに肩に力が入っているものです。
このようなスポーツを楽しんだ後は、肩のストレッチを行うとよいでしょう。
「運動の後にまた運動り」と思われるかもしれませんが、緊張感のあるスポーツのあとは、筋肉をリラックスさせることが必要なのです。
カテゴリー:肩こりの痛み
パソコン作業時には手元にもご用心

パソコンまわりの環境を快適に整えることは、いまや企業の義務であるとまでいわれています。
ディスプレイやキーボードはもちろん、机やイスの位置やサイズを調整することは、肩こりをはじめとした身体の不調を防ぐために欠かせません。
なかでも忘れがちなのは、マウスです。
長時間マウスを動かすことにより起こる腕の痛みや肩こり、握力の低下などは、一時期「マウス症候群」と呼ばれ話題となりました。
片手だけを使うことにより身体のねじれが生じ、頭痛や目まい、耳鳴りなどの不定愁訴も併発します。
マウスをクリックしたり動かしたりするというささやかな動きも、蓄積すると大きなダメージにつながるのです。
マウス症候群にならないためには、マウスを吟味することが大切です。
大きすぎると疲労しやすいので、楽に握れるサイズにします。
手首と手の甲が水平に近い高さがベストです。
できれば、自分の手の形に合ったものを、店頭で試して選びたいものです。
また、マウスパッドやマウスの裏面が汚れているとスムーズに動かせずに余分な力がかかってしまいます。
そのため、常に滑りをよくしておくことも大切です。
一番大切なのは、長時間握りっぱなしにしないこと。
ときどき手を離して軽く体操し、肩こりの要因を手元から遠ざけましょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
パソコンと肩こりの深い仲とは
以前、姿勢と肩こりの関係に触れましたが、パソコンは姿勢の影響が著しく反映される作業です。
画面を注視するあまり、背中が丸くなりくびを突き出している人をよく見かけますが、この姿勢ではくびの後ろの筋肉が緊張してしまいます。
また、両腕をキーボードの上にかざし指先だけでキーを叩き続ける姿勢は、腕が疲れるのはもちろん、腕を支えている肩にも非常に大きな負担がかがります。
さらに悪いことに、仕事中はほとんど動かず、ずっとその姿勢を続ける人が多いのです。
不自然なかたちに固定されたくび・肩・背中にどんどん疲労が蓄積するのですから、肩こりになるのは当然といえるでしょう。
また、長時間パソコン作業をする人には、「テクノストレス」と呼ばれる特有のストレス症状があるといわれています。
パソコンなどハイテク機器と長時間接することで、これまでにない緊張や不安など、さまざまなストレスが生じます。
それが肩こりとなって現れる例が多いのです。
パソコンへの依存度が急速に高まっている現代社会では、数知れない恩恵を受けながらも、肩こりの危険度はますます上がっているのです。
カテゴリー:肩こりの痛み
肩こりは現代社会の必然?
「肩がこる」というのは、くびや肩、背中の筋肉の緊張が続き、疲労している状態のことです。
緊張状態が続くということは、「筋肉を動かしていない」ということ。
つまり、あまり動かずに肩周辺の筋肉に負担をかけ続けていると、肩こりになりやすいのです。
現代社会には、肩こりを引き起こしやすい要因があふれています。
家電製品など便利な機器が普及したことにより、職場でも家庭でも、身体を動かす機会はどんどん失われています。
また、交通機関が発達したことで、歩くことも少なくなっています。
生活がどんどん便利になる反面、現代人の運動不足はますます助長されているわけです。
運動不足に加え、現代人が肩こりになりやすい要因があります。
それは、くびや肩に負担がかかるような姿勢をしがちなこと。
姿勢が悪いと、ただ座っているだけでも、くびや肩の筋肉にかかる負担は増大します。
職業的にも、デスクワーク中心のサラリーマンやOL、トラックやタクシーの運転手、調理師などは肩こりになりやすい代表選手といえるでしょう。
もうひとつ、今やどんな職場でも使われているパソコンも、肩こり人口を増加させています。
こうしてみると、現代に生きる私たちが肩こりにならないためには、よほどの注意が必要だといえるでしょう。
カテゴリー:肩こりの痛み
肩がこりやすい日本人
人それぞれ症状が異なり、医学的な定義づけをすることができない肩こり。
ですが、非常に多くの人を悩ませていることは間違いありません。
さまざまな年代の男女を対象に「気になっている症状」について行った調査では、肩こりが男性で2位、女性で1位という結果がでています。
これほどまでに肩こりに悩む人が多いのは、いったいなぜなのでしょうか?
実は、肩こりを訴える人が多いのは日本ならではのこと。
欧米などではあまりみられず、そのため英語には「肩こり」に該当する単語がありません。
その一番の理由は、日本人は欧米人に比べ、筋肉量が少ない体質だがらI。
少ない筋肉に大きな負担がかかることで、筋肉が緊張する、つまり「こる」度合いが大きいのです。
実際、がっしりとした筋肉質の人が肩こりを訴える例はあまり多くありません。
男女別にみた「気になっている症状」のうち、肩こりの順位がより高いのは女性です。
女性のほうが男性よりも筋肉量が少ないからでしょう。
とはいえ、「体質的なものだからしがたがない」とあきらめるのは早計です。
年齢別にみると、肩こりを訴える人は30歳前後で急増し、40〜60歳くらいまでは増加するのですが、それ以降は急激に減少します。
それは、肩こりが働き盛りの年代に集中して起こりやすいことを示しています。
のちほど詳述しますが、肩こりには、仕事で忙しい人に特有の生活習慣が大きく関わっているのです。
生活習慣は、自分自身で見直すことができるものです。
「なりやすい体質だがら」とあきらめずに、肩こりの要因をひとつずつ解消していきましょう。
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