むちうち症が招く「バレリュー症候群」
通常、むちうち症は3ヶ月以内に完治します。
しかし、くびの痛みとは別に頭痛やめまいなどの不定愁訴を伴うとき、3ヶ月経ってもそれらが治まらない場合があります。
それは、むちうち症の後遺症である「バレリュー症候群」です。
バレリュー症候群とは、むちうち症によって自律神経が影響を受けたときに起こる症状です。
症状は幅広く、頭痛や動博、めまい、吐き気、耳鳴り、聴覚障害、視覚障害、顔のほてりなど。
特にくびから上 − 顔に現れる症状が多いことが特徴です。
また、倦怠感や疲労感、脱力感、不眠など精神的な不調もあり、これらがストレスとなることで、うつ病などに発展するケースもあります。
いわゆる自律神経失調症に似た症状が現れると考えてよいでしょう。
バレリュー症候群は、むちうち症を発症後、1〜3ヶ月ほど後に現れる場合もあります。
原因となる事故から時間が経っているので、事故とは無関係の不定愁訴だと思われることもあります。
むちうち症の後に何らかの不定愁訴が出てきたら、バレリュー症候群を疑ってみましょう。
治療は、薬物で血行を促進したり、神経系統の異常を抑えたりします。
重度の場合には、星状神経節ブロックというブロック療法や椎体固定術という手術を施すこともあります。
精神的なダメージが大きい場合には、精神安定剤の服用や心理療法を施します。
いずれにせよ、長丁場になることを覚悟して、前向きに治療に取り組むことが大切です。-----
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