後縦じん帯骨化症
椎骨の連結を補強するために、脊椎の周囲は3本のじん帯に囲まれています。
じん帯といえば、伸び縮みする弾力に富んだ硬い組織で、骨や筋肉の動きをサポートするもの。
そんなじん帯にカルシウムが付着し、骨のようになってしまう病気が「後維じん帯骨化症」です。
後縦じん帯は、脊柱管の中を走るじん帯なので、骨化して厚みを増すと脊柱管が狭まります。
すると、脊柱管の中を走る脊髄が圧迫され、身体のあちこちに痛みやしびれが出ることがあります。
それが後維じん帯骨化症です。
後維じん帯骨化症になると、手足が痛んだり、手指がしびれて日常作業ができなくなったり、歩けなくなったりすることがあります。
さらに重度の場合は、排尿に支障をきたす場合もあります。
この病気の原因ははっきりとわかっていませんが、糖尿病や肥満症の人に発生することが多く、遺伝的要素が少なからず関係していることはたしがです。
また、東洋人に多くみられることが特徴で、特に40歳以上の男性の発症率が高い病気です。
そして、頸椎以外の脊椎でも、また後維じん帯以外のじん帯でも骨化が起こるケースがあり、複数の骨化症が合併して症状が出ることもあります。
一方で、じん帯の骨化がみられるものの症状が出ない場合も珍しくありません。
神経根が刺激されて手指などに痛みやしびれを起こした場合は、頸椎固定装具を装用します。
脊髄や神経根を圧迫して麻痺を起こした場合は、圧迫をとりのぞき(除圧術)脊柱管を拡大する手術を行います。
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