くびの病気の基本的な治療法
整形外科を受診して頸椎に異常が発見されると、まず保存的療法から治療を開始します。
保存的療法とは、手術以外の治療法全般のことで、整形外科では主に痛みを取り除くための療法と機能を回復するための療法があります。
安静療法・薬物療法・温熱療法・装具療法・運動療法などがあり、在宅でできるものもあります。
くびの病気で特徴的なのは、けん引療法です。
一定期間、保存的療法を試みて効果がない場合に、初めて手術が検討されます。
ここでは、保存的療法の代表的なものをみてみましょう。
牽引療法
医療機関での療法。
頸椎の病気の場合は、あごと後頭部にかけたバンドを上から引っぱる。
頸椎をのばして椎間板や周辺組織の緊張を軽減するのが目的。
あごを引いた姿勢で斜め上方に引っぱるのがポイント。
1回15分間ほど、引っぱりあげたり緩めたりを繰り返す
装具療法
頸椎の動きが神経根を刺激する場合、よく使用されるのがカラー。
柔らかいスポンジ製のもの(ソフトカラー)やプラスチックやシリコン製のもの(ハードネックカラー)がある。
くびを固定することで、動きを制限し組織の回復と安定をはかる。
着用が長期にわたると筋肉不足に陥るので、回復の程度により着用時間を短縮していくことが大切
安静療法
急性の症状が出たら短期間安静にするという基本的な療法。
これだけで症状が軽減される場合も少なくない。
温熱療法
慢性的な痛みを緩和したり新陳代謝を高めたりするために、患部を温める療法。
医療機関では電熱器などを使用するが、家庭ではカイロや温湿布、入浴などが効果的
薬物療法
痛みを抑えたり炎症を鎮めるために、薬物を使用する療法。
薬物は、内服薬、貼り薬、塗り薬、注射などがある
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