特発性側わん等症
ここからは背中に関係した病気をみていきましょう。
人の身体を後ろから見たとき、脊椎はまっすぐ1本の線に見える、というのが正常です。
脊椎が左右にカーブを描き、ねじれている状態を側わんといいます。
側わんは、先天的なもの、姿勢の悪さなど後天的な原因によるものと、成長過程に原因不明で起こるものとに分かれます。
先天性のものは10〜20%で、ほとんどは原因が判明していません。
そのような原因不明の側わんが起きることを、「特発性側わん症」といいます。
特発性側等症は、10歳代で発症する例がほとんどで、女子が男子の5〜7倍多いことが特徴です。
成長期に発症して、成長が止まるまで側等が進行し続けます。
初期段階では自覚症状がないため、多くの場合、相当進行してから発見されます。
極度の側わんになると、胸郭が極端に変形し、心臓や肺の機能が低下したり、まれに重大な合併症を招いたりすることがあります。
発症するのはほとんど小学校高学年から中学生ですがら、早期発見のためには大人が注意して見ることが大切です。

一番簡単なのは、左図のように前屈をしてみることです。
左右の背中の高さが7〜8m以上違う場合は、特発性側わん症の疑いがあります。
整形外科を受診しましょう。
治療は、軽度なら運動療法による改善を試みます。
重度の場合、装具療法や手術が採用されることもあります。
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